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■バッテリーメンテナンス

今回はバイクの電装系・エンジンの点火等の役割を担うバッテリーを自分でメンテナンスしてみましょう。
バッテリートラブルで多いのは
1.バッテリーの寿命によってバッテリー自体が弱り、セルの回転が悪くなる
2.セルモーターの回しすぎによるバッテリーの電圧低下
の二つがあると思います。1番は単純にバッテリーがお迎えなので交換してやりましょう。新品のバッテリーには大概はバッテリー液が付属しますので、それを充填してやれば充電作業をすることなくそのまま使用する事ができます(ZZR-400k)。
しかし、バッテリーは問題ないのにセルモーターを回しすぎてしまったがためにバッテリーの電圧が下がってしまった場合には充電してあげなきゃいけません。同時に、バイクの方も見てやってセルモータを回し過ぎなくてもエンジンがかかってくれるように調整してやる事も必要です。

今回は新品バッテリーの使用とバッテリーの充電の両方を掲載します。

●新品バッテリー編
●バッテリー充電編



●新品バッテリー編
新品のバッテリーを使う場合はごくごく簡単です。買ってきたバッテリーにバッテリー液を充填するだけです。今回は開放型バッテリーを使用するZZR-400kについて書いてますが、ZZR-400Nは密閉型なのでやり方が違うかもしれません。ご注意ください。また、開放型と密閉型は互換性は無いようなので、自分のバイクがどちらを使うかがわからない場合は今載せられているバッテリーを調べてみるのが一番いいでしょう。バッテリー自体も韓国や台湾製などでYUASA互換品の安いのが出回っています。実際の使用感は使ったことがないのでわかりませんが、初めてのバッテリー交換ならYUASAなどの信頼性の高い国内メーカーバッテリーを使っておくのがよいと思います。

前置きが長くなりましたが、さっさとやっちゃいましょうか(´З`)



↑今回購入したYUASA純正バッテリー
その他にも互換性を持った安価なバッテリーが数多くあるようです。
でも、あまりに安い場合は左のバッテリー電解液が付かない場合も…要注意です。

写真(バッテリー本体)

↑箱から取り出しました
やっぱり新品は綺麗ですねぇ。
バッテリー液を注入するためにバッテリー上部についているキャップをはずしていきます。
なかなか硬いので手ではちょっと無理。ペンチかなんかではずしてやりました。

写真(液面センサー)

↑購入したバッテリーには液面センサーが付いたキャップが一つ付属するのですが…
ZZR-400kには液面センサーを読み取る装置は付いてません。
なので、単純にキャップ扱いです。

写真(電解液を入れている)

↑今回YUASAの純正電解液が付属していたのでそれを使用。
先っぽをちょん切ってキャップが付いていた穴に流し込んでいきます。
これがまぁ・・・結構穴から漏れ出すのですが、電解液は毒性が強いので直に触れちゃいけません。
ウエスかなんかで吸わせましょう。

写真(アッパーラインのアップ)

↑6つの穴から入れた電解液が均等にアッパーラインにつくように入れましょう。
でも神経質にならずにこれくらいかなぁ〜くらいにしておきましょう(笑)
入れ終わったらキャップをして完了です。

あとは古いバッテリーを下ろして今回のバッテリーを積むだけ。
バッテリーを下ろすときはマイナス→プラスの順で
バッテリーを入れるときはプラス→マイナスの順で組みましょう。

マイナスだけがバッテリーにつながっているとプラス側の端子に誘電性のあるものが触れたときに
スパークなどが起きて最悪電装類の故障の恐れがあります。



●バッテリー充電編
せっかくの新品バッテリーなのにまたセルを回しすぎてバッテリーをあげてしまいました(´д`;)
しかし、バッテリーは バッテリー液と電解棒との化学反応によって電気を起こす仕組みなので、電解液の性質を元に戻せばまた放電できるようになります。これをするために充電するんですね。バッテリーの寿命は電解棒がボロボロになったがために元に戻す化学反応がうまくできないためにやってくるんでしょう。
さて、今回はお約束的に新品のバッテリーを上げてしまったので充電さえすればまた使えるようになってくれます。しかし・・・バイク屋で充電をお願いすると1500円くらい持っていかれてしまうみたいです。これからもバイクをいじる!っていう方は充電器を買ったほうがお得かもしれません。冬の寒い時期は特にバッテリーには厳しいですからね。
あと、バッテリーの車体からの取り外しはマイナス→プラスです。ご注意。


↑今回購入したバッテリー充電器です
開放型ONLYということですが、4000円と安価です。
YUASA純正充電器もありましたが、10000円くらいと少しお高めです。
もし密閉型を使うようになったら無駄ですが、壊れるまではkに乗ってると思うんで(笑)


↑本体は大きいかなぁと予想してましたが、奥行き・横はバッテリーと同じくらい
高さもバッテリー+アルファくらいの大きさでした。
前面のメーターでバッテリー充電状態を把握でき、スイッチで6V/12Vを変えられます。
原付で6V車に乗っても使えますね。

写真(つないだところ)

↑使い方は言ったって簡単
バッテリーのキャップ6個をはずして説明どおりにバッテリーにつなぐだけです。
キャップをはずし忘れると発生したガスでキャップが飛びます(´∀`;)

写真(通電させたところ)

↑さて、バッテリーを充電するには勿論コンセントに挿さなければならないのですが…
水素ガスが発生するらしいんで家の中ではやりたくないですね(´д`;)
そんなわけで、外にある電源取り出しようタップにつないで外で充電しました。
キャップをはずして中の電解液がこぼれやすいので、下手に触られないように工夫しておきましょう。

後は一晩待つだけ(-。-)zzZ


↑おわぁ!
一晩強待ってみてから様子を見たらキャップの穴から電解液が吹き出たような形跡が・・・。
綺麗にふき取ってからレベルゲージを見たら均一にアッパーにある・・・と。
問題ないということで・・・(笑)
注:本当はキャップを軽く穴に乗せて充電するみたいです。
あと、充電のし過ぎもよくないみたいです(-∀-;)

写真(バッテリー搭載)

↑あとはバッテリーを車体に搭載するだけです。
搭載する際はプラス→マイナスです。

そうそう、バイクのバッテリーを長期間使わないときはバイクのプラス・マイナス端子をバッテリーからはずしておいた方がバッテリーの電圧が維持できるようです。特に冬場は電圧が下がりやすいので一週間に一度乗るか乗らないかなんて方ははずしておいた方がいいかもです。
また、バッテリーは使っているといつの間にかに液量が減るようです。減ったら「精製水」を入れて調整しましょう。「電解液」を入れちゃ駄目です。


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