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■キャブレター分解清掃
今回はバイクいじりの中でもユーザーによる性格変更の自由が大きい「キャブレター」についてです。
今回は分解清掃を行うわけですが…ぱそじいはパイロットスクリューの戻し回転数しか調整しなかったために案の定低回転時の不調が出ました(-∀-;)。そぅ、キャブレターは分解して綺麗にするだけでなく「調整」が必要なのです。「セッティング」なんかは「調整」ができてナンボですね。今回はキャブレターの分解手順とジェットの調整を記載しておきます。フロートレベルやバキュームゲージなどによる他の調整も実施し次第掲載しようと思います。


…さて、私のZZRはエンジン不動時にキャブレターをお約束的に清掃したのですが…どうも調整が不完全なようです。パイロットの戻し回転数は規定通りなのですが、その他の調整が不完全なようです。

1.キャブレターを車体から取り外します

取り外さない事には清掃できませんね。
無論、サイドカウル・タンク・エアクリ上半分は取らないと外せません。
あと、確認してませんがアクセルワイヤー(2本)・チョークワイヤーも外さないと・・・かもです。
・・・外さないでもできたかな・・・(笑)
外れたら、ちゃんとエンジン側の穴にはガムテなんかで塞いでおきましょう。


↑キャブ、着地しました。
…この地点で大失敗です(´∀`;)…ガソリンダダ漏れ(笑)
ドレイン、真ん中の二つが硬くて開けられなかったのをそのままのしてたらかなりの量のガソリンが出てきちゃいました。先にドレインを開けてちゃんとガソリンを抜き取っておくのが正解です。


↑真ん中あたりに横向きに出ているのがドレインボルトです(ドレンボルト?)。
これがなかなか硬い!!
車体につけたまま普通の六角レンチで回すのは困難です。
案の定なめました(-3-)/


↑手で持ってるのがチョークワイヤーです。
ワイヤーが引っ張られるとキャブの部品が動きます。
どんな仕組みなのでしょう?


↑こんな感じでワイヤー類がつながっています。
外したり付けたりはとくには難しくないのですが・・・
どこにどのワイヤーが着いていたかをちゃんと覚えておかないと後々厄介です。
アクセルワイヤーの1と2はどっちかが戻し側なのですが・・・忘れました(´∀`;)



2. キャブの外せるものを外していきます


↑まずは上の画像のダクトやらホルダーやらを外すのですが・・・
写真撮り忘れました(-w-;)
ホルダーの下にキャブ本体との間を埋めるゴム製のリングがあるのですが…
4つとも伸びきってました。収まらないくらいに。
どうも、長く使っていると伸びやすいみたいですね。
予備の部品を準備していなかったので…切って無理やり入れてしまいました。
バイク屋さんに怒られちゃいそうですねぇ。
液体ガスケットで埋めておきました。
これから分解の方は必ず準備しましょう〜。
部品番号:92055-1515 部品名:リング(0) 値段:273(×4)


↑そしてこのキャップを外しにかかりましょう。
四辺のネジを外せば外れてくれます。


↑キャップを外すと中にはスプリングが入ってます。
あと、回りの黒いゴム(ダイヤフラム)が少し伸び気味・・・。
交換してやりたいのだが、一つ2321円と高い・・・。
一つのキャブに4つ付いてるので、これだけで9000円弱…無理じゃ(-∀-;)
一応まだはまるのでとりあえずOKということで。


↑ダイヤフラムを外すと一緒にニードルもくっついてきます。


↑こんな順番で入っています。
ダイヤフラムの後ろにキャブ本体で、スプリングの前にキャップという感じです。


↑合わさり具合とかもあるかもしれないので、
こんな感じでそれぞれの組み合わせ通りにしておくといいかも。
右から二番目のキャップだけ変な部品が付いてます。
チョークワイヤーのガイドのようです。


↑キャブ本体をひっくり返して、次はフロート室側を外しにかかりましょう。
…安い工具やら車載工具が写り込んでますね。
キャブ整備の前にまともな工具を買いましょう(´∀`)/(笑)


↑フロートチャンバを外しましょう。四辺のネジを外せば外れてくれます。
結構ネジが硬かった記憶があるので、なめないように注意。
フロートチャンバにもゴム製のリング(ガスケット)が入っています。
伸び気味のようなら要交換です。
左上のプラスネジの右上にあるのがパイロットスクリューですね。
分解する前に絞めこむまでに何回転するかをメモっておくと組み立て時に楽です。 φ(..)メモメモ
ただし、キャブメンテをやった記憶がないなら規定値で一度様子を見るほうがいいかもです。


↑方向が変わっちゃってますね。左4分の1回転しました。
肌色なのがフロートです。ここら辺から部品をなくしやすいので注意です。


↑フロートを外しました。
左のピンはキャブ本体にとめられているネジにはさまれる形で固定されています。(一個前の写真参照)


↑一個前の写真からひっくり返したの図です。
フロートバルブ(弾丸みたいな形をしたやつ)がくっついています。
針金みたいなやつで引っかかっているだけなので紛失注意です。


以降、写真を撮っていないし不完全なので、続きのコンテンツで紹介してます。すみません。

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