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■キャブレター同調調整

キャブレターの分解・簡単な調整はこれまでのオーバーホールで行っていたのですが、バキュームゲージを持っていなかったので同調調整はまだ完了していませんでした。今回、やっとバキュームゲージを調達して調整したのでそのレポートをします。
まず、結論から言ってしまえば、ゲージを買う余裕があれば間違いなくやっておくべきだと思います。同調でやることは、キャブのバタフライの合わせなので、組み上げ時にバタフライを目視でもちゃんとあわせていれば同調のずれはあまり起きません。しかし、この同調をちゃんとやることで数値的に全部そろう事になるので、私の場合ふけあがりが少し軽くなった他、回転の収まりが格段によくなりました。


今回用意したバキュームゲージです。アストロプロダクツ製です。
資金的に厳しいので、四連ゲージは買いませんでした。
しかし、作業した結論から言ってしまえば間違いなく4連が楽だと思います。
ゲージが一個しかないと、一回で見比べられない分時間がかかります。


キャブレターとエンジンの間のインシュレータの上部にこのような突起があります。
400の場合、一本だけ負圧取出しのホースがタンクに伸び、あとはキャップがされています。
600の場合は、全てにチューブが接続されています。
どちらにせよホース・キャップは取り外します。


外したところに代わりにゲージのホースを差し込みます。
このまま走るわけでもないので、そんなに奥まで挿さなくても大丈夫です。


この絵は接続を絵で表してみたものです。
灰色の四角はエンジンを後方から見た様子です。
左から1〜4番シリンダーのインシュレータを丸い灰色で示しています。
バキュームゲージは4つ又で接続し、
1.1番と2番を同調ネジであわせる
2.3番と4番を同調ネジであわせる
3.2番と3番を同調ネジであわせる
・・・を行えば、全ての気筒のバタフライはそろった事になります。
この一個のバキュームゲージを使った同調については、
Sunnyside feelin'」様のメンテナンスのページに詳しく掲載されています。
是非、チャレンジされる方は訪問してみてください。
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