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■マフラーの取り外し・交換 今回はバイクカスタムの花形・マフラー交換をします。といいつつも、高いマフラーを買った方は素直に買ったお店で交換をお願いしたほうがいいと思います…ヽ(`д´)/オイ!…というのも、マフラーの取り外しと交換をするとどんなに早く作業をしても2時間以上はかかると思いますし、所詮は素人です。悪戦苦闘しながら取り付けることになると思うので、少なからずピカピカのマフラーに傷が入るという事も・・・。お店でやってもらっても一万未満でやってもらえると思うので、完璧な取り付けをやってもらえると考えれば、安いと思います。 しかし、安いマフラーを手に入れたとか(お店に持ち込みは高く取られます)、自分でやりたいとか言う方はここを参考にしてみてください。 前置きが長くなりましたが、マフラーを交換するには最低でもロアカウル・アッパーカウルを外さないといけません。この地点で結構な重労働です(´∀`;) カウル取り外し あと、単純に今ついているマフラーを外して新しいマフラーをくっつけるだけでは不十分です。特に、エンジンとマフラーの境目のガスケットは毎回新品に交換することをお勧めします。そんなに高いものでもないですしね。 まずは、ホーンを留めているネジを外します。 クーラーを支えているオレンジで囲んだステーのネジ二本を外します。 奥まったところにあるので、ジョイントが必要と思います。 エアインテークを留めているネジを外します。 このネジ一本を外せばインテークはスポッと外れてくれます ファンがウザいので外してしまいます。 上一本と下二本のネジで止められているだけです。 カプラーを外せば取り外せます。 一番肝心な写真を撮り忘れてしまいましたーヽ(`д´)/ エキゾーストとエンジン側スタッドボルトを止めている六角ナットを緩めます。 かなり厳しい隙間しかない中で緩めるので、かなり時間がかかりました・・・。 ちなみに、ナットは「緩める」だけです。 外れるギリギリのところで着けたままにしておきましょう。 あと、このときにエキパイをずらしてしまうと 重さでスタッドボルトのねじ山が潰れる恐れがあるので注意です。 私のKはサイレンサーだけを取り外す事ができるので、ここで先に外してしまいます。 つなぎ目はネジ一本で締められているだけなのでこれを外します。 オレンジで囲んだネジを外せばマフラーを外せます。 引っこ抜いちゃいましょう。 サイレンサーを取り去ったらだいぶスッキリな直管状態です(´∀`) この状態でエンジンはかけてないですけど、どんな音がするんでしょうねぇ(笑) ご近所様にご迷惑なのでパスです。 アンダーカウルがついていた車体の下を覗き込んでの作業です。 写真はエキゾーストの真ん中を留めているステーです。 真ん中の二つのネジはエキゾーストとフレームを留めています。 まずは、ステーのネジを外し、エキゾーストのネジも外してしまいましょう。 エキゾーストを取り去る写真が飛んでしまいましたが・・・ 上の項目まですれば、あとはエキゾーストを留めているのはエンジンと留めている8本のナットだけです。 それらを外してエキゾーストを取り払いましょう。 10年物のノーマルマフラーです …エキゾーストの錆が熟成しすぎてます(笑) 分解できたのでそこそこコンパクトに収納できそうです。 今回新しくつけるマフラーがJMCA公認物ではないので、 車検用に取っておこうと思います。 やっとこさ新しいマフラーの取り付けに着手できます。 注文しておいた金属製のガスケットです。 お古のガスケットでも、裏返せば使えると聞いていたのですが・・・ けちけちしないで新品を注文しました。 お古のガスケットは錆び錆びのペッチャンコになっていたので正解だったと思います。 エキゾースト側の方がつけやすそうだったので、こっちに先にはめておきます。 特に裏表は気にしなくてよさそうでしたが、お古はスジが入った方がエンジン側だったのでそれに従いました。 一応、排気漏れを防ぐためにシリコンガスケットを塗ってつけています。 ( このマフラーの場合、エキパイの連結部が2箇所ありましたが、 そこにも薄めに液体ガスケットを塗ってからつなげました。) あとは、エンジンにはめ込んでナットを締めればOKです。 ナットを締めるときの注意点として、一個だけを先に本締めしてはいけません。 ガスケットが変な形になってしまう恐れがあります。 面倒ですが8本のナットを少しずつ締めていき、ある程度トルクがかかったら本締めしていくようにしましょう。 スタッドボルトとナットには焼きつき防止に耐熱グリスを塗っておくといいようです。 (一部海外製の立て付けの悪いマフラーの場合、 エンジンとつなげる部分がうまく入らないものがあるということを聞いたことがあります。 なかなかうまく行かないときは、やっぱり「気合」でしょうか(´∀`) とりあえず、エキパイはエンジン側からつけるのがいいみたいです。) さて、ここまでくればあとはそれぞれのマフラーによって取り付け方法が違うので それぞれの説明書どおりに取り付けましょう。 そして、忘れてはいけないのが・・・センタースタンドの存在(´д`;) センタースタンドをあげたときに留めてくれているストッパーは左のマフラーに付いています。 という事は・・・片出しマフラーの多くはセンタースタンド不可になってしまうんですね… 私のマフラーもセンタースタンドストッパーは付属していないので見事に不可です。 オレンジで囲んだネジを左右で2本回せば簡単に外れます。 2005/4/17追加 サイレンサーの固定はこんな感じになっています。 サイレンサーの固定部がタンデムステップ部の穴から5センチほど後ろになってしまうので、 後ろにステーをかませて硬めに固定しました。 たったこれだけでN(E)用をK(D)に流用できてしまいました。 2005/05/23追加 サイレンサーを加工してバッフルを付けられるようにしました。 単純に、エンドパイプの下にドリルで穴を開けて汎用のバッフルを取り付けただけですが・・・。 音量は半分くらいにはなったんじゃないかなぁ。 トルク感は特には変わりませんでした。 以上で大まかではありますがマフラーの交換の手順です。 本当はエキゾーストを外すにはクーラーを外さないといけないとなっていますが、 無理やりずらして隙間の中で作業しました。 だって、クーラントも交換しなきゃいけないとなるとかなり手間ですからね・・・。 そうそう、チタンとかのお高いエキゾーストマフラーを買った方は 綺麗に脱脂してあげてからエンジンをかけたほうがいいですよ。 油汚れが残っていると綺麗な焼けにならないと聞いたことがありますから。 そんな私は意外な逸品で紹介したアルコールスプレーで脱脂しましたけどね(´∀`;) ■マフラーについての考察■ 今回マフラーを交換してみて思ったことですが・・・ 正直400ccレベルでのマフラーの交換はパワーの切って貼ってって感じだと改めて思いました。 つまり、低回転域のパワーを切り落とし、高回転域の吹けあがりによるパワーUPに使っている・・・という事です。 今回私が交換した結果はあまりパワー特性に変化がありませんでしたが、 やはり、少なからずこのような結果になっていたと思います。 そして、やはりというか・・・「音」によって早くなった「感じ」がしてくるんですね。 マフラーカスタムは少しお高いファッションカスタムだと感じてしまいました。 もしカスタムによる「速さ」の追求なら、スプロケの交換による「減速比」変更がお勧めです。 前後スプロケット・チェーン交換で同時に丁数を変えれば、 激加速マシンでも激最高速マシンでも比較的安価に変えれますからね。 そういうところからも、マフラーの変更の結果とコストを考えると「ファッション」なのかもと私は考えています。 あくまでも私の考えという事で。 | |
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