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■ZZR600への道標

ここを見ている方で、ZZR400に600エンジンを積もうと考えている方がいたら先に一言伝えておきたいことがあります。
「600エンジンへの換装は割に合わない」です。
もし、単純にモアパワーが欲しいだけなら最初からリッターとかのハイパワー車を買ったほうがトータルで安いです。
そして、ZZR400でパワーアップにエンジン換装をと考えてる人も、パワー対コストは全然見合いません。
ZZR400をパワーアップさせるよりも、それと同等であるZZR600を最初から持ってくる方が断然効率的です。
あくまで、趣味的カスタムの一つという観点で私は行っていると考えてください。


☆プロローグ
ZZR400に乗っている方なら、ZZR400がZZR600と共通点が多い事を知っている方も多いと思います。実際には、共通点が多いどころか、大雑把に言ってしまえばエンジンの排気量が大きいだけでほぼ同じだといってしまえるほど共通点だらけです。そして、そこまで知っている人は一度は考えるはずです・・・ZZR400を600化できないか・・・!?
その答えはリンクさせていただいているZZR600オーナーであるりうばいさんの「遊々亭」さんにわかりやすく書かれています。そして、一個人がZZR400を600cc化するなら、単純にエンジンの載せ替えが一番手っ取り早いという事もわかります。
ZZR400の600cc化…恐らくは、ZZR400ユーザーの最終目標の一つなのではないかと私は勝手に考えています(´∀`;)
ここのコンテンツでは私なりにそのコンセプトを研究し、そして可能なら一つ一つ実践していけたら・・・と思っています。

☆下調べ
ZZR400の600cc化は私にとって絶対必要な改造ではありません。400での不満はそんなには出てきてませんし、もとより大免をとらないと乗れなくなるバイクにする事はメンドクサイとも・・・(爆) しかし、私のこのバイクをいじるコンセプトの「どこまでこのバイクをいじれるのか!?」の線上にエンジン換装はいつもひっそりとありました。そして換装についての知識もその興味から事前に持っていました。そして時は来たりです(笑)

☆エンジン入手
まず玉数がないために手に入らないといわれながらも、私はオークションなどでエンジンの出玉がないかいつもチェックしていました。そしてついに出品されているところを発見!しかも、キャブ・イグナイターも同時に出ている!…買っちゃいました(´∀`;) 3点あわせて15万円…高いのか安いのか・・・。恐らく、ZZR600の車体を基本として考えるのなら割高だと思います。しかし、プレミアモノのZZR600のエンジン単体+キャブ+イグナイタと考えればそれまでのオークションの中でもかなり安く手に入れたほうだと思います。

☆実際に載せ換えるまで
実際に600ccエンジンを載せるまでにはいくつかのハードルがあります。エンジンを車体に搭載するのは勿論の事、特に一番難しいと思われるのはお役所の認定をもらう事です。ガワが同じだからって車検時に600ccの車体を400登録なんていう反則はダメです。そのために、「エンジン番号と排気量の刻印は絶対あるもの」という条件付でエンジンは探していました。とりあえず、ZZR400は600とフレームなどのほとんどを共有しているので難しい強度計算の報告書のようなものは書かなくて済みそうです。しかし、それでもど素人が行うにはいくつかポイントがあるようです。この点については、改造が済んで私が実際に行っていくときにレポート式にまとめて行くつもりです。参考サイト ・・・あと、まだ一年しか乗っていないのに、車検の取り直しになってしまうのが辛い・・・(´д`;) 俺の一年分の車検代はどこで使われるのよ、お役所さん!?(笑)

☆エンジン等購入以外のコスト

実際の載せ換えはエンジンの載せ換え、キャブ・イグナイタの換装だけでは完成しません。まず、チェーン・スプロケットの交換が必要になります。400の減速比のままでは高すぎになってしまうためです。この点も「遊々亭」さんに書かれています。私の場合は、600の純正減速比にするつもりです(スプロケはSUNSTAR、チェーンはRK)。あと、600ccにはオイルクーラーが標準で付いています。つけなくてもエンジンは動きますが、これからの夏場のことを考えるとつけておくのが賢明でしょう。あとはオイルなどの消耗品など雑費を合わせて、私の場合は20万前後で収められればと考えています(登録費用除く)。

☆自分でやるのか!?
自分でやります。というか、自分でやるしかないですよヽ(`д´)/(笑) 気の知れたバイク屋さんに任せるのもいいかもしれません。しかし、どんなに気心知れていても工賃はちゃんと持っていかれるはずですw。私が出した試算「20万」というのは、パーツ代・消耗品代のみの計算です。あとは自分でやっていくので人件費フリーです(笑) もしこの作業を誰かにやってもらって、その報酬を払うとするならば・・・猫の足跡様にその試算が出ています。とりあえず・・・600の新車が買えそうな勢いです。


★エンジンを乗せ換えるのに必要なタスク(※は無くてもいいかも?)

1.ドライブスプロケ・チェーンの取り外し
2.エンジン関連電装系取り外し
3.冷却水ライン取り外し
4.400エンジンの取り外し
5.600エンジンの取り付け
6.オイルクーラーの取り付け※
7.冷却水ライン取り付け
8.エンジン関連電装系取り付け
9.エンジンオイルの注入
10 .ドライブスプロケット取り付け
11.リアタイヤ取り外し
12.ドリブンスプロケット交換
13.ハブダンパーの交換※
14.リアタイヤの取り付け
15.チェーンの取り付け
16.エンジン始動テスト
17.走行テスト(ミッションテスト)

…とまぁ、羅列してみましたが…ほとんど未体験ゾーンです(´З`)/(爆)
チェーン・スプロケ関連は前からやろうと考えていたのでいい機会ですけどね。


では、実際に私のケースという事でその流れを紹介していきます→


(ページ数が多くなってきて、新しいのを見るのが大変になってきたので)目次


■ページ1(プロローグ)

■ページ2(各必要部品の紹介)

■ページ3(ピット入り→オイル抜き→車体各パーツ取り外し)

■ページ4(冷却水抜き→ラジエータ取り外し)

■ページ5(マフラー取り外し→ドライブスプロケ取り外し→チェーン取り外し)

■ページ6(エンジン関連電装取り外し→400エンジン取り外し)

■ページ7(600エンジン取り付け→ドライブスプロケ取り付け→エンジン関連電装取り付け→リアホイール取り外し)

■ページ8(ドリブンスプロケ取り外し→ハブダンパー交換→ドリブンスプロケ取り付け→リアホイール取り付け→ラジエータ取り付け→コイル取り付け→キャブ・エアクリ取り付け)

■ページ9(600用キャブレター分解)

■ページ10(オイルクーラー取り付け→キャブレター組み立て→クーラント入れ→オイル入れ→エンジン始動&フラッシング)

■ページ11(チェーン取り付け→エンジンオイル注入→試乗)

★完成後の問題点とシューティング(追記していきます)


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